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2005 年 3 月 15 日    
県民不在の県議会<2>木製ガードレール予算の減額
〜さわやか早苗日記361〜
 県議会に歩み寄らない知事が悪いという意見がある、そうだろうか?
 県議会代表質問が始まる初日に、高速バスに乗り合わせた男性から「北山さんですか?」と声をかけられた。これから県議会の傍聴に行くところだというその方は、「議会と知事は車の両輪のはず、でも、今の状況は知事の車輪が前へ進もうとしているのに、県議会の車輪は後ろへ回っている。これでは県政は停滞して前へ進まない、県民にとってとても不幸な状況だ」と、悲しそうに話していた。
 最近、会う人や電話で話す人からは、開口一番、「県議会は何やってるのか、県民には全くわからない」とか、「今の県議会の様子は県民不在としか言いようがない」と言われる。
 
 県議会では委員会審議をしているが、知事の予算や人事の提案に対して、否決が続いている。
 その一つ、土木住宅委員会では「木製ガードレール活用事業」の予算2億1700万円を、前年度なみの1億円に減額する修正案が緑のフォーラム・K県議から提案され、下村、永井、毛利3議員は反対したが、委員長を除く他の4名(K議員含め5名)は賛成に回り、可決された。理由は「事業には賛同だが、厳しい財政状況の折、急いで行う必要はない」ということ。
 ガードレール予算の減額賛成に回った一人、志昂会・S副委員長は、1月には自分のHPで「私はこのガードレールは是非広めていただきたいと思っています。例え仮に田中知事の発案であってもこういった夢のある技術は進めるべきだと思っています。やはり長野県らしさという切り口で考えるなら木製のガードレールはイメージとして適当でないかと思うのです。‥‥未だに使用率が低い間伐材の有力な使用用途が一つできるかもしれません。」と褒めていたのに、たった2ヶ月で心変わりしたのだろうか??
 提案者のK議員には、「自分の所属会派を勘違いしているようなので、教えて差し上げたらいかがか。あなたの所属会派は『緑のフォーラム』であって、『緑NO!フォーラム』ではないのですよと。会派自体が改称したほうがいいかも」という意見が、私のところに送られて来た。
 また、同じく緑のフォーラムに移ったばかりのT議員も予算の減額賛成に回った一人だが、彼を応援している茅野実氏は、『地球温暖化対策「長野モデル」第1次提言書』の提案者の一人。その提案書の冒頭には「2010年の長野県 峠を越えると他ではあまり見かけない木製のガードレールが目立ち、長野県に入ったことが分かります」と書かれている。T議員はこの提言書のことは知らないのだろうか??

 要するに、たいした理由もないのにケチを付けて、議会の意地を示すためというたぐいの低レベルの否決なのだ。なぜケチを付けるか?議員の権威を示し、知事を貶めたいだけ。やはり、県民不在の原因は県議会にあるとしか言いようがない。

 さて、生活環境委員会では、区民が知らぬ間に進められた三郷村の廃棄物中間処理施設の件で、地元(南安曇)のM県議が「同意書があるのに、なぜ県は承認を取り消した?建物が建ってしまっていて、県は業者から損害賠償を求められないのか」と質問したそうだ。業者や一部の造りたい人、村などの立場に立ち、80%の区民の同意書撤回の意志や、農家のみなさんの願いなどは無視している。これも県民不在。
 
 なお、殆どの県議たちの、質問などにでてくる言葉は「知事は市町村長を無視している」というもので、そこには市町村民や県民という言葉はない。県議にとって大事なのは、まず市町村長、しかし知事は県民(市町村民)を大事に考えているのだから、話が合うはずはないのだ。
地球温暖化対策「長野モデル」提言書


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