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2005 年 4 月 11 日    
個々人の想いの結集、飯田市の市民による環境政策
〜さわやか早苗日記369〜
 あおぞらの3人で、9日に、南信州観光公社主催、飯田市環境課・観光課エコツーリズム係が協力して行われた南信州飯田エコツーリズム研修に参加して来た。スウェーデン女性2名含む、環境に関与する全国からの参加者が集った。
 参加のきっかけは、新潟で森のムッレ教室リーダー養成講座の参加した私の日記を見た、飯田市の環境政策に取り組む熱心な職員のIさんから、昨年夏にムッレ講座を飯田市で開講するという案内をいただいたことだ。環境文化都市を掲げる飯田市は、スウェーデンカルマル市との交流もあり、環境教育に注力している。この講座には林議員が参加した。
 また飯田市はエコタウン事業に取り組み、太陽光発電システムを2010年度に全世帯の30%導入するという目標を掲げるほか、伊那谷の美しい自然や景観を活かしてエコツーリズム普及のモデル地区にも選定されるなど、環境に於いて、多様な取り組みを進めている自治体として注目されている。
 この取り組みを全国に知ってもらうために、今回の研修を中心になって企画した職員Iさんから案内をもらい、環境政策を進める自治体と市民、民間企業等の役割が知りたいと思い、研修は8日からだったが、私たちは9日から参加した。
 「太陽光市民共同発電」の最初の取り組みとして、ソーラーパネルを設置した飯田市立龍江保育園を訪問し(写真)、大人に百万回言うより子どもの教育が効果的という実例を聞いた他、太陽発電の普及を進めるNPO『南信州おひさま進歩』や、飯田市の環境マネジメントシステム『いいむす21』(下記参照)の説明を受けた。
 『おひさま進歩』は、商店街の取り組みがもと、『いいむす21』はISO14001の認証取得をめざし飯田市内の企業5社が集まってつくった「地域ぐるみでISOへ挑戦しよう研究会」がもとになっている。
 信州飯田そば達人の会によるそば打ち体験、「上茶屋獅子舞」の見学、桜守ガイドの案内でライトアップした名桜の夜桜鑑賞に参加したりしたが、こちらも市民の取り組みがもとになっている。
 環境産業公園では、「ペットボトルリサイクル」と、紙から紙のリサイクルとは違う「新聞紙の断熱材への利用」を行う会社の見学をした。どちらも国の補助金を利用しながらも、果敢に環境産業に取り組むベンチャー企業だった。
 飯田市りんご庁舎では、『スウェーデン&飯田、環境を語るティータイムの集い』で飯田市民と2時間語り合った。私の参加したグループでは、「スウェーデンでは自分が社会づくりにどう参加出来るかということに重きを置いた教育がなされている。先生は、個々が自分から学ぶプロセスを支援する教育が徹底されているため、若者が、自分たちの欲しい社会をつくるのだという希望をもち、社会問題への関心が大変高く、政治にも参加している。学習指導要領も国は目標を決めるだけ、計画や実践の権限はお金とともに自治体や各学校の教師に任されている」という報告があった。日本との違いに、参加者からはため息が出た。とはいえ、国が悪いと言っていたら何も変わらず始まらない。
 そこで、市民や民間の取り組みが活発になり、一つ一つの取り組みがネットワークとして結ばれ広まって行くために、中心に『環境』を置いてサポート役やコーディネート役を行政がやっている飯田市は、スゴイと感じた。しかも、何より素晴らしいのは、それを熱心にすすめるI職員と、彼と共に進む市民たちの存在だ。職員であっても市民であっても個々人の想いがベースであり、更にそれを外に向かって広げていく熱意があって、飯田市のような取り組みが成功していくのだと痛感した。
地域ぐるみ環境ISO研究会・いいむす21


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