2005 年
4 月
20 日
超省エネ電球、iPod中身を創ったベンチャーと県支援のあり方
〜さわやか早苗日記372〜
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18日は、ベンチャー企業とベンチャー的精神の企業を、あおぞらの林議員、宮川議員と私、他会派の議員の6人で視察した。
林議員が2月県会の質問で紹介した1Wで30W分の明るさの、発光ダイオード電球(写真)をつくっている宮田村のサンブライトエンジニアリングは、まさにベンチャー企業。 この電球を使った標準信号機では、太陽光によって見えにくいこともないばかりか、年間12万5千円の電気代が節約でき、1年間に2万円+電球代がかかる電球取り替えのメンテ費用も、10年間ノンメンテのため、無しになるとのこと。ハウス栽培の照明等への利用も開発中で、今後、様々な照明の電気使用量を削減することにより、地球温暖化防止に大変有効だ。太陽光発電と組み合わせた街路灯も、消費電力が少ないため、小さなソーラーパネルと蓄電池で、明かりを一晩中つけておくことができる。 しかし、昨年、一昨年と、残念ながら、長野県はまったく相手にしてくれなかったそうで、「中小企業支援センターは、困らせセンターだ」「長野県からは誘いが来ても出さない、本社は長野以外に持って行く」と、社長は言っていた。 緑のフォーラムのある県議は、商工生環委員会で「長野県が、成功するかどうかもわかんないようなベンチャーに投資して、元が取れるのか」という趣旨の発言した。県職員の意識は、まだまだこの県議に近いものがありそうだ。 サンブライトエンジニアリングは、シャープ等と提携して100人規模の量産工場を、伊那に近いうちにつくる。雇用も生まれるし、また、ハンダ付けなどの仕事は近隣の工場へ出しているとのことで、一つの会社が世界的な技術を開発することで、地域の活性化に繋がるお手本のような事例だった。
次に、iPod(ハードディスクの入った小型音楽再生機)の部品をつくっている、穂高町の中村製先所に行った。ここは、精密機器の部品をずっとつくって来たが、開発志向の会社で、常に新しい技術の開発にチャレンジし続けている、ベンチャー的精神の企業だ。 作っているiPodの部品は、ハードディスク等をのせる台で、もともとアルミダイキャスト(溶かしたアルミ)で作っていたもの。しかしすが入るために、煙草の煙の粒子が詰まると、ハードディスクの故障の原因になったり、ある程度の厚さがないと強度が保てなかったりで、小さいものは作れないでいた。 それを、中村製作所では、世界初のプレスで作ることに成功した。このプレス製の台により、軽くて丈夫、小さな物が作れるようになり、しかもすが入らず煙草の煙の心配もなくなった。 プレスで作ったiPodのハードディスク等をのせる台は7×5cm、4年前に開発した。その次に開発した更に小さい4×3cmの台は、iPodミニに使っている。最近開発した3×2cmの台は、ハードディスクの入った携帯用のものに使われる予定、携帯がipodになるわけだ。 中村製作所は、環境省の環境経営システム・エコアクション21の認証をうけており、環境にも配慮している企業だ。環境への配慮は、大手の企業とパートナーを組んで仕事をする場合にも、求められるとのこと。しかしISO14001は、とるにも、更新にもお金がかかり、中小企業にとっては大きな負担になる。そこで長野県環境保全協会がエコアクションながのをつくり、中村製作所はパイロット事業でそこに参画した。その後、国がエコアクション21をつくったそうだ。 たとえば、県が環境への配慮している企業に、何らかのメリットのある施策を行うのも、県内のベンチャー的企業の支援策になるのではないか。(続く)
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