2005 年
9 月
30 日
取り違え、誘導的質問の百条委員会、最後は利害関係者の多数決で
〜さわやか早苗日記355〜
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県議会一般質問が始まる前の26日に百条委員会があり、知事が証人に呼ばれた。 県営下水道の維持管理を県内の業者に県内の業者が受注できるよう、知事後援会の元幹部による県営下水道事業改革にへのを働きかけ、及び、情報公開請求された働きかけの記録文書が破棄され公開されなかった件で尋問が行われた。 この元幹部が、2004年2月に県下水道公社の事業発注を中止し、方法の変更についても働きかけたのではないかと、百条委員会を代表して質問した副委員長は、「中止について、知事が判断し、政策チームの**氏に指示をしたと記録にある」と質問の中で言った。 これに対して知事が「土木部と関係者の間で決定をした」と言うと、今度は、副委員長は、「(指示しないとする)知事の証言と過去の証人の間にはだいぶ開きがある」と言った。しかし、**氏は、百条委員会の場で「入札中止に関して、知事の指示は受けていない。知事からは、あなたと土木部で良く話し合って決めてくれと言われた」と証言し、知事と**氏の証言は一致している。
これまでに行われた百条委員会の中では、他の委員からすでに出た同じ質問を繰り返したり、自分の気に入った答えが出てくるまで質問を繰り返すことがあったため、知事側からも職員が夜中まで拘束されることがないようにしてほしいとの申し入れがあった。そこで、各委員からの質問をあらかじめまとめて質問をすることになった。 そこで、副委員長が代表して、今回の知事への質問ということになったわけだが‥‥、これまでの証言の中身を取り違えて質問するとは、いかがなものか。 また、百条委員会の申し合わせでは誘導尋問はやめようという申しあわせになっているのにもかかわらず、副委員長の知事への質問を聞いていると、いわゆる誘導的な質問が所々に見られた。「(会議の座長に元後援会幹部を)田中知事自身が指名されたのではないですか。イエスかノーでお答え下さい」「それぞれの(委員の)方々が感ずるところでございますので、よくよくそこを呑み込んで頂いて証言をして頂きたい」「情報公開を請求された文書を非公開とするよう指示をされたのは事実ですね」など、他にも数カ所。 証言の中身の取り違えと言い、副委員長が誘導的質問と言い、自分の思いの方向に持って行こうとしているからではないか。 百条委員を代表しての質問であるなら、質問をまとめた項目に沿って淡々と行うべきであり、それを聞いてそれぞれの委員が、感じたり判断すれば良いことだ。それを、副委員長が質問中に「田中証人の言っているそんなニュアンスはこの文書から出てこない」「田中証人の証言は何かバラバラ」と自分の感想を言うのもおかしい。
下水道改革に対する働きかけ問題と、公文書に関する問題への証人尋問はこれで終わりになり、次の問題にうつる。「知事が公文書破棄を指示した」とする岡部氏と、知事や元秘書の証言は食い違ったままだ。また岡部氏の公文書破棄の報告について、知事や元秘書の証言は最初から最後まで一貫しているのに対して、岡部氏が「メモではしていない」と証言を翻したことの真意も追求されていない。
最後の結論は、百条委員の多数決で決めるのだそうだ。多数決でどうやって決めるのか?裁判では、関係者でない裁判官や陪審員(アメリカ等)が客観的に判断する。それなら、場合によって多数決もありうる。 しかし県議会の百条委員は第3者ではなく関係者ある。しかも、知事に対しては利害関係者と言って良い。裁判官気取りで多数決で決めるのもおかしいが、中身の取り違え、誘導尋問などおよそ裁判官とはなりえない。
百条委員会における田中知事の証言要旨 |
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