2006 年
1 月
7 日
路地の雪、老人、母子、ケガ人、病人世帯などの除雪を
〜さわやか早苗日記375〜
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県は夕べ、自衛隊の災害派遣要請を行った。松本市に駐屯する陸上自衛隊第13普通科連隊から計113名が7日早朝に到着し、飯山市での作業を開始した。 昨日は、知り合いに案内してもらい、飯山方面に雪害の状況を調査した。 幹線道路の除雪状況は機械も揃っていて、良い。しかし、幹線道路から1歩それると、路地は車1台がやっと通れるような状況で、通行の車と人、雪かき作業車と人が入り交じっている。飯山市街地でも積雪は2mにもなり、屋根の雪を下ろしたくても場所がない。 融雪のための水路がない地域では、下ろした雪を車で河川敷等の雪捨て場に持って行く。軽トラ等のある家なら良いが、多くは人を頼んで持って行ってもらう。いつもかかる費用とは言え、1ヵ月以上も早くからの、また例年にない大雪に、出費がかさむ事が懸念される。 しかし、問題は費用だけではない。お金を払って人を頼もうとしても、来てくれる人材がないのだ。皆自分の家で精一杯、老人や、母子、病人、けが人世帯は、取り残されている。市内に子供が住んでいても、自分の所だけで手一杯、年寄りの家まで手が回らない。 写真上のお宅は、学校の裏にある老人世帯。隣町に住む息子が、仕事の合間を見て屋根の雪下ろしに来ているが、とても間に合わない。家はすっかり雪の中に埋もれてしまって、81歳のおばあさんは「家にヒビが入って来た」と心配し、87歳のおじいさんは「こんなに雪が積もったのは、初めてだ」と言っていた。庭もすっかり雪に埋もれ、車1台通れる市道から家の入り口までの十数m、積もった雪に人がやっと通れるだけの通路を、かろうじて開けてある。この細い道が老夫婦のライフラインというわけだ。
写真下のお宅は、雪が滑り落ちる、雪下ろしのいらない構造の屋根にも関わらず、落ちた雪と地面に積もった雪とが一緒になって、埋もれてしまった。引き込み用の電柱も僅かに頭を出しているだけだ。 この地域は飯山の上にあり、積雪はすでに3mを超えている。市街地と違って空いている土地はあるため、降ろしたりかいたりした雪の置き場には、本来なら困らない地域だ。しかし、今回は大雪と、寒さで雪量が減らず、家のまわりの雪かきが追いつかず、このような状況になってしまった。こうなると、雪が沈む力で屋根が引っぱられ、家が潰れてしまう可能性がある。屋根と地面の雪の間に隙間を空けておかないと危険だ。 知り合いが、自宅の屋根の雪下ろしは奥さんと息子に任せて、小型のブルドーザーで地域の老人世帯などの除雪をしていると聞き、行ってみた。そうしたら今日は、除雪した雪を積み上げて出来た山に積もった雪で、電線が埋まってしまい、それを掘り出し、また降る雪に備えて、ブルで雪の山を谷の方に向かって崩している所だった。すでに2mほど崩したそうだが、それでも雪の山は5、6mはあった。 「ブルは自前で持っているが、小型のバックホーがあると良いのだけれど」と言っていた。そうすれば、家のまわりの雪をかき出すこともできる。雪国では、重機オペレーターの資格を持っている人が、結構多い。県内で冬場使われていない小型重機をレンタルしてもらい、行政が地域に貸し出せないのだろうか。地域の人が、自分の家だけでなく困っている世帯の雪かきもできる。
さて、飯山市が自衛隊に除雪を依頼したのは、本来なら市や県で除雪が出来る所だったそうだ。路地の雪、老人、母子、ケガ人、病人世帯など、困っている住民の声は飯山市には届いていないのだろうか? そんな飯山市の対応のマズさを報道せず、県を批判する信毎の記事に怒る知り合いの声がメールで届いた。
県の対応を批判する信毎記事 |
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