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2006 年 3 月 19 日    
低調な県議会の質問にうんざり。対する田中知事の予算編成は
〜さわやか早苗日記386〜
 2週間、県議会一般質問、委員会審議と続いた。田中知事2期6年の努力の結果と言える予算案には非々非々県議たちも否定しようがなく、ケチを付けるだけの低調な議論だった。
 いつもの事と言えば、いつもの事だが、今回は特に、もっぱら、百条委員会報告の採決を受けて知事たちを告発するかどうかに、非々非々会派の秘密朝食会の狙いが絞られていた様子で、否決予算のターゲット探しは、低調だったということだろう。

 そもそも、18年度の予算案は、長野県の予算では初めて、社会保障費(1400億円)が公共事業費(1340億円)を上回っている。また、教育費が24.1%で引き続きトップとなっている。
 福祉・教育・環境を優先したこのような予算編成は、世界の先進国では常識だが、日本では、国もほとんどの自治体も、そうではない。例えば、1990年代の長野県予算では、公共事業費が社会保障費の3倍以上もある年が続いた。
 現在では国からの地方交付税が減らされ、厳しい予算編成を余儀なくされる中で、社会保障費優先の予算を編成した、田中知事及び県の姿勢は大変評価できるもだ。
 田中知事の脱ダム宣言は、環境に負荷を与えるコンクリートダムの建設を中止する事にとどまらず、大型公共事業のあり方を根本的に見直す事で、税金のムダ遣いをやめて、河川や生活道路の改修等、地元業者ができる生活密着型事業にシフトしながら、借金を減らし、財政を健全化させる事が目的である。
 実際に、大型公共事業優先の吉村県政時につくりだされた、1兆6500億円を超える長野県の借金は、田中県政のもと4年間で547億円減少してきた。国と地方を合わせた借金は増え続け、平成18年度末には775兆円という、気の遠くなるような借金が見込まれている中で、借金を減らした県は長野県と東京都だけだ。
 国や他県の状況と比べて見た時に、長野県民や職員の協力を得て、財政の立て直しを進めて来た田中県政の成果を高く評価し、あおぞらは、長野県18年度予算案に賛成する立場で、林奉文議員が代表して質問した。
(なお、社会保障費は、民生費、衛生費、共済費、下水道費、その他「広義の社会保障」分を積算したもの)

<際立つ福祉・教育・環境優先、生活密着型公共事業の予算例>
*乳幼児医療費を4歳未満から就学時まで引き上げ
*福祉医療費給付事業が6億円増加し、40億円に
*乳幼児救急医療体制整備事業・就学前児童虫歯0事業など、子育て支援の強化
*30人規模学級の4年生まで全額負担、5・6年生は市町村と協力して負担
*信州の森林づくり事業補助金が4億7千万円増加し、約20億円に
*地域の実情にあった1.5車線道路の整備費が6億5千万円増加し、9億円に
*道路の維持管理費を2億円増額


 最近、誰を知事にするかという事は、誰を県議にするかという事より、何十倍も大事な事だとつくづく思う。ハッキリ言って、今の県議会はやるべき事をせずに、くだらなすぎる。
 本来なら、県議は県政の中で問題点を探し、改善するにはこうすべきと『提案する』のが仕事のはずだ。それを、政治闘争目的で、知事の足を引っ張る事のみに集中している。

 私は一般質問では、提案型の質問を心がけて来た。今回の質問は、以下の通り。
1、廃棄物条例の事前公表と計画協議制度について、一般廃棄物を計画協議制度の対象とする目的や、県民にとってのメリットという観点から説明を求めたい。
2、県として男女共同参画事業で、県民や市町村との協働や支援をどのように進めていくか、中心となる『あいとぴあ』が県民の拠り所になり得ていないが、その役割や機能をどう充実させていくか、所長の公募を行うつもりはないか。
3、県として、筋ジス等、医療的ケアが必要な重度身体障がい者からの、長野県に戻って暮らしたいという要望にどう応えていくつもりか、県外で暮らす方達も含む、ニーズ調査を県がきちんとすべきではないか。
4、治水対策と堤防の点検強化について、「中小河川における堤防点検・対策ガイドライン」が出された際、堤防の点検や調査を行ったか、堤防の調査や補修にかかる費用とともに、川は川らしくという、新しい治水の在り方や、新河川法に沿った補助金の見直しを、国へ提案するつもりはないか。 など。

 1については、県民や市町村にとってもメリットのがあることが、よくわかる回答をもらい、3では、筋ジス等の患者の皆さんには朗報となるような前向きの回答をもらい、4では、県の進めようとしている脱ダム理念の具体策でもある河川整備を重視する、また、堤防についても勘所を持って目視が出来るようなパトロールを行うなど、質の向上を目指したいという旨の歓迎すべき回答をもらった。
 2については、県庁からは現場の状況が把握できていないようなので、先進県に調査に行き、6月県議会でさらに提案していきたいと思った。

 私の質問は下記をクリックして、ご覧下さい。また、併せて、「治水対策と堤防の点検強化について」の質問に先立って、どのような調査を行ったかも報告しています(http://www.ao-zora.org/archive/kitayama_tyousa1.htm)。併せてご覧下さい。
北山早苗・2月県議会一般質問


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