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2008 年 10 月 10 日    
指導を繰り返しゴミの山は拡大、新型インフル対策は自己責任で?
〜さわやかさな絵日記499〜
 9月県議会の私の一般質問に対する、知事や部長たちの答弁を、あおぞらのホームページに掲載したので、ご覧下さい(一番下から)。
 8分しかない時間を如何に使うか、いつも悩ましい。今回は「廃棄物問題と県の姿勢について」「新型インフルエンザと県の対策等について」の2点に絞って質問した。
 それでも、内容は削りに削って、骨と皮だけのようになってしまう。1人で20分も30分も時間がありながら、再質問まで打ち合わせ済みの、出来レースのような質問をしている自民党系の議員が羨ましいけれど、長いだけが良いわけじゃないと気を取り直して質問する。しかし、村井知事や部長の答えは、相変わらずの官僚答弁と、国にお任せの姿勢で、なんか、滑稽やら、空しいやら‥‥以下、その答えのポイント解説。

<廃棄物問題と県の姿勢について>
北山質問:これは、住宅地に隣接した松本市中山のゴミの山(写真)、このゴミの山は合法か?違法か?
環境部長:現在、産業廃棄物の保管量基準違反として、行政指導を行っているところ。
北山質問:ゴミの山の保有業者は、平成14年に産業廃棄物処分業の更新不許可等の処分を受け、17年に「大型解体に伴うがれきは出来る限り持ち込まず、他社で処分してもらう」という報告書を出した。ところが、今年になってから、病院と学校の2つの大型施設を解体した廃棄物を自社処理と称して、ゴミの山のある敷地に搬入、県はこの件について何時どのように認識したのか?
環境部長:大規模な解体瓦礫の搬入があった事を今年6月に確認した。
北山質問:業者から松本市に解体届けが提出されたのが2/19。住民の方から「病院が丸ごと入れらた」と聞き、私が6/16に地方事務所に問い合わせたところ、職員は事実を知っていた。6/30にようやく立ち入り検査をした。県は病院の件を知ってから、その間、何をしていたのか?
環境部長:情報をもらってから関係機関と連絡を取り、事実確認を行った上で立入検査を行ったため、時間を要した。
<解説>行政指導中と言っておきながら、しかも、立入検査をしていながら、大型廃棄物を入れられてしまった。というより、目をつぶって入れさせていたんじゃないの??おまけに、行政というところは、事実確認をするのに、2週間もかかるわけ?民間じゃ考えられない、この悠長さ!

北山質問:病院の件があった以降、業者から松本市に解体届けが出た時点で、市から連絡をもらうようにしたようだが、7月に高校の解体届けが出た時点で、廃棄物の搬入を食い止められなかったのか?
環境部長:高校の解体については、解体届けが提出された時点で、不適正処理が行われる恐れがあるとして廃棄物処理法による強い指導を行う事は困難だったが、事業所へ廃棄物の一部搬入が確認された時点で、事業者に搬入は行わないよう指導した。
<解説>明らかな廃棄物の過剰保管(違法処理)のところに、病院の解体廃棄物を入れさせた上に、高校は運び込まれるのを待っていたという。これでは、ゴミの山の拡大に行政が手を貸しているも同然。

北山質問:3月の立入検査記録に、「解体工事から出たと思われるコンクリートがれきが保管されている」という記載がある。大型解体の廃棄物が運び込まれている事に気づいていたのではないか?8/7の打ち合わせ記録によれば、高校解体廃棄物の件で業者に「今後、県として文書を出すかもしれない」と言っておきながら、ようやく9/2の立入検査でその廃棄物を確認、もたもたしている間に入れられてしまったということか?
環境部長:必要な確認を行った上で立入検査等を行っている。
<解説>必要な確認とは、違法処理を一刻も早く確認する事なのに。三笠フーズに立入検査を100回近くもやっていた、農水省と同じだって事。

北山質問:ゴミの山の解消に向け、どうしていくつもりか?躊躇している間に、また新たなゴミが持ち込まれないよう、一刻も早く改善措置命令を出し、従わなければ告発すべきではないか?
環境部長:今後の事業者への指導は県としても早急に行わなければならない。
北山質問:国から平成17年に出された『行政処分の指針』に、「行政指導を繰り返す事で、生活環境の保全上の支障の拡大を招くことがあってはならない、躊躇なく処分や告発を行うように」とある。ゴミの山は、法を遵守しない県の躊躇の結果である事を、深く反省しない限り、新たな条例をつくったところで、魂が入らない役立たずの箱ではないか?
村井知事:県としても適切な処分を行う事は当然だ。
<解説>部長の答えは、相変わらず『指導』、これを繰り返し、ゴミの山は大きくなり続ける。それをやってはいけないという国の指針に違反しているのが、長野県である。「処分は当然」と言いながら、席に戻った知事は、後ろの席の環境部長と、ゴミの山の写真パネルを指差し、しばし笑いながらお喋り。何を喋っていたのか‥‥、このゴミの山の隣の住宅団地の人々に、この二人の態度を見て欲しかった。

<新型インフルエンザと県の対策等について>
村井知事:新型インフルエンザは未だ発生していない状況であり、対策についても不確定要素が非常に大きい。国での検討結果を踏まえ、関係機関と情報を共有し連携を図り、必要な対策を推進して行く。
衛生部長:県としては、国の方針を受け、引き続き関係機関と連携を図り、各種対策を推進して行きたい。
衛生部長:被害想定の妥当性については、国の専門家会議の中でも議論が行われているところで、今後の国の動向を注視しながら、必要に応じて再検討する。県ではホームページに、予防策を含む基礎的知識として厚労省のホームページへのリンクをしている。
衛生部長:マスクについて、厚労省からも1人25枚くらいは用意をと具体的な対策も出され始めている。県としても、これから各家庭に対して、どういう準備が必要か市町村を通じて徹底したい。
<解説>何度も繰り返される、国の動向を注視したいに、ウンザリ。県として、一人でも多くの県民の命を守るために、真剣に考える姿勢は無し!

おまけに‥‥、
北山質問:小樽市のガイドラインには、「新型インフルエンザ対策は、行政が危機管理の一環として基本的対策を講じますが、それは市民と連携して行われるべきで、丁度車の両輪の関係になります。行政側の車輪が大きく、市民側が小さくて良いということはありません。両車輪が大きければ大きい程、危機に対する抑止力は発揮されます。」とあるが、この言葉を、知事はどのように受け止めるか?
村井知事:長野県の防災対策では、県・市町村など行政の責務とともに、県民の責務として「自分の命は自分で守る」という認識の大切さを強調していて、全く私は同じ趣旨を、小樽のガイドラインは示していると感じた。
衛生部長:それは、小樽市の対策。各市町村の広報等を通じてあらゆる手段を講じて、これから啓発に努めたい。
<解説>あのねえ、行政として小樽市はやる事やっていて、その上で、市民に呼びかけているの!国の動向をただ見守り、市町村に丸投げの、何にもやっていない県が、自己責任なんて言ってはいけないんじゃないの?全く、呆れるばかりだ。こんな県や知事はあてにしてはいけないと、あらためて感じた。
9月県会・北山早苗一般質問&答弁


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